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1 【悲報】練馬区民、ぶっ壊れてしまう →「としまえんが終わるハズがない!」→ 行ってみた結果…

   

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【悲報】練馬区民、ぶっ壊れてしまう →「としまえんが終わるハズがない!」→ 行ってみた結果…

2020年8月31日、94年の歴史に幕を閉じた日本有数のテーマパーク、としまえん。ラストとしまえんに花を添えようと、我々ロケットニュース24は公式キャラのカルーセルちゃんに成り切って同園に足を運んだ。詳細はこちらの記事をご覧いただきたいが、最終日のとしまえんは実に感動的であった。

ありがとう、としまえん。さよなら、としまえん。多くの来場者がとしまえんの閉園を惜しむ中、現実を受け入れられない1人の男がいた。練馬生まれの練馬育ち「ミスター練馬」こと当編集部のYoshioである。Yoshioは澄んだ瞳でこう言う……「としまえんが終わっているハズがない。実はまだやっている」と──。

・練馬っ子、ぶっ壊れる

としまえんに縁もゆかりもない人にとって、同園の閉園はたかが1テーマパークが営業終了するだけの話であろう。形あるものはいずれ無くなる。テーマパークに限らず、森羅万象に共通する絶対的な真理である。だがしかし……。

練馬区生まれ練馬区育ち、練馬を愛し練馬に愛された男 Yoshioは現実を受け入れられないようだ。確かにとしまえんは長きに渡り練馬のランドマークとして君臨した、練馬の象徴的存在。ショックを受けるのも無理は無かろう。閉園当日、Yoshioのインスタグラムにはこう綴られていた。

「最終日にとしまえんに行けて本当によかった! ありがとう、としまえん。娘が大好きなチャレンジトレインはいつも行列で1度も乗れなかったけど、移設された西武園で乗らせてください。それでは、また会う日まで!」

なんて温かな投稿だろう? これにはとしまえんに思い入れがない私(P.K.サンジュン)も涙を禁じ得なかった。後ろ髪を引かれながらも、としまえんとの別れを受け入れるYoshio。たとえとしまえんが無くなっても、彼の心の中でその思い出は生き続けるに違いない、そう永遠に。

ところが──。

・滅茶苦茶な言い分

としまえん閉園の翌日、Yoshioが奇妙なことを口走り始めたではないか。詳細は以下をご覧いただきたいが、要約すると「としまえんが終わるなんてあり得ない。まだ営業している」と言うのだ。

──としまえんが……まだ営業していると? いや、さすがにそれは無理があるでしょ? だって昨日、閉園した現場にいたじゃないですか?

「え、なんで? 確かに昨日はとしまえんにいたけど、今日は行ってないよ? なんで今日はとしまえんがやってないって言い切れるの? 1人で行ったの?」

──えええ……。だって報道もされてますし……。

「はい、出た。ネットに載ってたってヤツですか? 大体さ、メディアの人間こそメディアの情報を鵜呑みにしちゃダメなんじゃないの? 真実をその目で確認してこそのジャーナリズムだろうよ!」

(うわぁ……超めんどくさい)

「というか、冷静に考えてみて? としまえんには94年の歴史があるのよ? 俺のおじいちゃん、父親、俺、娘もとしまえんのお世話になってるんだから。普通に考えて94年も続いてたものがいきなり終わる? あり得なくない?」

──そ、そうですね……。

「というわけで、今からひとっ走りとしまえんに行ってくるわ。おそらく昨日の閉園はとしまえん流の壮大なドッキリ。としまえんがまだ営業してるって知ったら練馬が引っくり返るぞーーー! 今世紀最大のスクープはもらったわ!!」

これが心の支えを失った男の姿なのだろうか? どうやら、Yoshioは完全に壊れてしまったようだ。嬉々としてカルーセルちゃんのメイクを施すYoshioに掛ける言葉は出てこない。私ができる事はただ1つ、Yoshioが他人様に迷惑をかけぬよう、としまえんに同行することだけだ。

・まさかの展開

そして降り立った豊島園駅。電車の中も駅のホームも、悲しいほど人が少ない。ここに来てようやく現実が見え始めたのか、Yoshioも無口のままだ。それでもYoshioはわずかな希望を胸に、としまえんの入口へ歩を進める。だがしかし……。

入り口付近で突き付けられた残酷な現実。そこにはこう記されていた。

「水と緑の遊園地としまえんは2020年8月31日をもちまして94年の歴史に幕を閉じました。長い間の皆様のご愛顧、本当にありがとうございました。楽しい思いでのひとつになれたことを誇りに思います。としまえんで生まれた笑顔が、未来を輝かせますように」

……。

…………。

Yoshio、完全に終了。

……かと思いきや!

Yoshioがワーワーわめき散らしながら指さす方向に目をやると、わずかに門が開いているではないか。……マジか! それは故意に開けられていることは明白で「さあ、どうぞお入りください」と言わんばかりのたたずまいである。

「ほらね! だから言ったでしょ!! やっぱりとしまえんは終わってないんだって! 終わるハズがないんだって!! 愛してるぜ、としまえん! としまえんフォーエバァァァァアアアアア!!」

・やってるのか?

そう叫ぶと、軽やかな足取りで正門方面へ向かったYoshio。カルーセルちゃんの看板もトムとジェリーの写真コーナーも、確かにあの日のままである

……が、終わっているものは終わっている。わずかに門が開いていた理由は、としまえんに併設された「木馬の会」で9月14日までグッズを販売しているから。要するに、グッズ売り場への導線として門が開かれていたに過ぎない。当然、園内に人影は見当たらなかった。


私はYoshioの気が済むまで付き合うことにした。というか、誰がフェンスにかじりつく39歳の男性(カルーセルの姿)に声を掛けられるというのだろう? 私はただただ待ち続けた。男が現実を受け入れるまで──

いくつもの日々を越えて

辿り着いた今がある

だからもう迷わずに進めばいい

栄光の架け橋へと

──完──

参考リンク:としまえん公式サイト
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

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